更新: プア郡の洪水で高速道路3区間が通行不能、沿岸の高波監視は7県に拡大
2026年8月19日(水)、ナーン県プア郡では、ドーイ・プーカーの水源地域で一晩に110ミリを超える雨が降り、鉄砲水が発生した。 住宅が浸水し、高速道路3区間が通行不能になったと、Nation Thailandが報じた。 プーケット県内の全郡には8月21日まで海上荒天警報が出されており、防災・減災局(DDPM)は39県で鉄砲水、土砂災害、冠水のリスクを監視している。 ドーイ・プーカー国立公園事務所によると、森林に覆われた水源地域のプーカ地区では一晩に110ミリを超える雨量を記録した。 急激な雨水の流出がプア郡一帯に広がり、農地に被害を与えたほか、住宅にも流れ込んだ。
2026年8月19日(水)、ナーン県プア郡では、ドーイ・プーカーの水源地域で一晩に110ミリを超える雨が降り、鉄砲水が発生した。住宅が浸水し、高速道路3区間が通行不能になったと、Nation Thailandが報じた。プーケット県内の全郡には8月21日まで海上荒天警報が出されており、防災・減災局(DDPM)は39県で鉄砲水、土砂災害、冠水のリスクを監視している。
ドーイ・プーカー国立公園事務所によると、森林に覆われた水源地域のプーカ地区では一晩に110ミリを超える雨量を記録した。急激な雨水の流出がプア郡一帯に広がり、農地に被害を与えたほか、住宅にも流れ込んだ。場所によっては水位が2階近くまで達した。浸水が悪化するなか、住民は家財や電化製品、ペットを高台へ移した。プーカ地区のバーン・ロンは特に大きな被害を受けた地域の一つとなった。
道路局管轄のナーン第2道路管区は、車両が通行できない高速道路上の3地点を確認した。国道101号は、チャンプアク交差点―プア区間のキロポスト429+750、バーン・ロン橋手前で通行不能となった。国道1371号は、ティン・トック―バーン・モン区間のキロポスト0+500、バーン・ファイ橋付近で通行止めとなった。国道1256号は、プア―ドーイ・プーカー国立公園区間のキロポスト6+000で、橋が流失したため通行できなくなった。
少なくとも2本の橋が流失した。報告では、バーン・ナー・レーの橋と、ファイチャオ堰周辺の橋が具体的に挙げられている。ウアン地区の複数地点では土砂崩れも報告され、道路がふさがれた。職員らは被災地域への到達を急いでいる。プア郡方面へ向かう旅行者には、被災した道路を避けるよう呼びかけられた。
Nation Thailandが8月19日に伝えた別の状況報告によると、長時間にわたる大雨でナーン県各地に鉄砲水や冠水、道路の通行止め、土砂崩れ、倒木が発生し、住宅、道路、交通路に被害が出た。被災したのはプア郡、メーチャリム郡、サンティスック郡。プア郡では9地区、35村が影響を受け、約8,000世帯、16,000人に被害が及んだ。同報告では、5本の道路が寸断され、避難所が設置されたほか、プア郡、プーフィアン郡、サンティスック郡の道路は車両が通行できない状態になったとしている。
DDPMは携帯電話事業者のAIS、True、NTと連携し、プア郡を対象にセルブロードキャストによる最高度警報を発信した。警報は、大雨が続いており、鉄砲水、河川・水路の氾濫、土砂崩れの危険があると伝えた。住民には、直ちに家財を高台へ移し、高齢者や寝たきりの患者など、支援が必要な人を安全な場所へ移動させるよう求めた。避難や支援が必要な人は、タンボン長、村長、地方行政機関に連絡するよう案内された。
8月20日(木)、Nation Thailandは、雨が降り続いて鉄砲水、雨水の流出、冠水、河川・水路の氾濫、土砂崩れの危険が高まるなか、DDPMが北部・東北部の県の住民にセルブロードキャストで洪水警報を送ったと報じた。DDPMは土砂崩れの危険についても監視を継続した。住民には、家財や車両をより安全な高台へ移し、貴重品や重要書類を安全に保管するとともに、電気設備による事故を避け、支援が必要な人を助けるよう呼びかけた。
一方、ナーン川の水位は県内各地で上昇を続け、ターワンパー郡では堤防からあふれ始めた。ムアン・ナーン郡とプーフィアン郡でも水位が上昇しており、氾濫する可能性があった。DDPMは3郡にセルブロードキャスト警報を発信し、ターワンパー郡には洪水に関する最高度警報、ムアン・ナーン郡とプーフィアン郡には水位上昇に関する情報通知を出した。
ターワンパー郡で川や支流の近くに暮らす住民には、直ちに家財を高台へ移し、車両を安全な場所へ移動させるよう求められた。支援が必要な人は、より安全な場所へ移動するよう助言された。避難支援が必要な人は、タンボン長、村長、地方行政機関に連絡するよう案内された。
Nation Thailandはまた、洪水が8月20日(木)にはターワンパー郡とムアン・ナーン郡方面へ移動し、その後8月21日(金)にはウィアン・サー郡方面へ向かうと予想されていると報じた。ムアン・ナーン郡とウィアン・サー郡では、両日とも最高度の警戒を維持することになった。自治体は住民に家財を高台へ移し、支援が必要な人の避難に備えるよう呼びかけた。
内務副大臣のジェセート・タイセート氏は8月19日(水)、防災・減災中央指揮本部の会議を主宰し、ナーン県での救援活動を監督するとともに、北部でさらなる洪水が発生した場合に備えた。職員には、支援が必要な人の移動、救援要請への対応、助けを求める人に関するソーシャルメディアの監視が指示された。ナーン県の対策チームには、現場で指揮を執るよう命じられた。
別途、Nation Thailandは、副首相のヨードチャナン・ウォンサワット氏が緊急指示書に署名し、ナーン、パヤオ、ラムプーン各県の知事に対し、洪水対策を発動し、セルブロードキャスト警報を準備するとともに、洪水、鉄砲水、雨水の流出に24時間態勢で備えるよう指示したと報じた。
この指示では、当局に対し、上流地域や隣接県からの情報を集約し、適時に警報を発令することが求められた。また、危険度の高い場所に職員、ボート、ポンプなどの対応機材を事前配備するよう指示した。臨時避難所には食料、飲料水、公衆衛生サービスを用意し、避難住民向けの野外炊き出しや物資も準備することとされた。洪水が発生した場合には災害対策本部を設置し、支援が必要な人を優先するよう各県に求めた。
北部下部地域のDDPM部隊には、水上バイクと平底ボートをナーン県へ派遣するよう命じられ、KA-32災害救援ヘリコプターも待機状態に置かれた。指示では、このヘリコプターを、陸路での到達が難しい地域からの避難や救援物資の輸送に使用できるとしている。
軍、DDPM、ボランティアのチームが派遣され、約70~80人の軍関係者がバーン・ロン地区の住宅に取り残された住民の避難作業に当たった。タイ水上バイク協会も、バンコクから水上バイク8台とチームを派遣した。
道路局、警察、地元ボランティアには、車両の先導や、車両、工具、飲料水製造車、移動式キッチン、職員の派遣が要請された。当局には、雨が降り続けばさらに多くの地域に影響が及ぶ可能性があるとして、状況を24時間監視するよう指示が出された。
DDPMによると、今回の広範な警戒は、北部と東北部上部にかかるモンスーントラフと、アンダマン海、タイ、タイ湾を覆う強い南西モンスーンにより、タイ気象局が大雨から非常に激しい雨を予報したことを受けたもの。鉄砲水と土砂崩れに関する警報は、8月18日から21日まで、北部、東北部、中央部の39県を対象としている。
アンダマン海北部の海況は8月19日から21日にかけて悪化すると予想され、波高は2~3メートル、雷雨時には3メートルを超える見込み。アンダマン海南部とタイ湾北部では波高が約2メートルに達し、雷雨の地域ではそれを上回る可能性がある。
先の海上荒天警報は、8月21日までプーケット県内の全郡を対象とし、ラノーン県とパンガー県の一部にも発令された。パンガー県で対象となった郡は、クーラブリー、タクアパー、タイムアン、タクアトゥン、ヤオ島の各郡。
DDPMは8月20日の更新で、強風と高波について、チョンブリー、ラヨーン、チャンタブリー、トラート、ラノーン、パンガー、プーケットの沿岸7県を厳重監視するよう助言した。これは、上述した具体的な海上荒天警報の対象より広い厳重監視の範囲であり、2つの通知は同一のものとして扱うべきではない。
DDPMは当局に対し、気象、降雨量、地域の水位を監視し、被災しやすい地域に対応チームや機材を配備し、必要に応じて臨時避難所を準備するよう指示した。24時間雨量が90ミリを超えた場所や、過去に洪水を繰り返している地域は、特に注意して監視することとされた。
当局には、洞窟、滝、その他の自然観光名所も監視し、危険な状況になった場合は警告を出すか立ち入りを禁止するよう指示された。沿岸地域では、関係機関が警告標識を設置し、危険な海況時に観光客が水中へ入るのを防ぐとともに、ボートや旅客輸送事業者に注意を促すことになっている。状況が悪化した場合、ボート運航は停止される可能性がある。
住民には、政府機関が発表する気象・災害情報を確認するよう呼びかけられている。支援要請は、THAI DISASTER ALERTアプリ、DDPMの1784 LINEアカウント(@1784DDPM)、防災ホットライン1784を通じて行える。